デントリペアで直せる凹み・直せない凹み|修理可否の判断基準
「この凹み、デントリペアで直せますか?」——当店に最も多く寄せられるご質問です。正直にお答えすると、直せる凹みと直せない凹みがあります。
この記事の結論(先に要点だけ)
- 塗装が割れていない凹みは、ドアパンチ・飛び石・雹の凹みを含めて、デントリペア(PDR)で直せる可能性が高いです。
- 直せないのは、塗装が割れている・剥がれている凹み、骨格そのものが変形している損傷、鉄板が大きく伸びている凹みです。これらは板金塗装の領域になります。
- ピラーやリアフェンダーなど裏側に工具が入らない場所は、表面にタブを接着して引き出す「プーリング」で対応します。写真を送っていただければ、修理可否の目安を無料でお返事します。
デントリペアで直せる凹み
- 塗装が割れていない凹み全般 — ドアパンチ、飛び石、カート当てなど
- 浅い凹み〜中程度の凹み — パネルが元の形状を記憶している範囲
- 雹害による凹み — 大量の凹みでも1つ1つ丁寧に修復可能。雹害修理の詳細
- ボンネット・ルーフ・ドア・フェンダー — ほとんどのパネルに対応。ただしルーフ(屋根)だけは天井の内張りを下ろす必要があるかどうかで条件が変わります
デントリペアが難しい凹み
- 塗装が割れている — 塗装のクラックや剥がれがある場合、デントリペアで凹みを戻しても塗装の問題が残ります
- プレスラインが折れている — 車のボディラインが鋭角に折れている場合は、完全に戻すのが困難です
- パネルが大きく伸びている — 金属が元の形状を超えて変形している場合
- パネルの端すぎる場所 — 工具が入らない、またはアクセスが極端に制限される場所
ただし、「難しい」と「不可能」は違います。一見難しそうに見える凹みでも、実際に見てみると対応可能なケースもあります。逆に、写真では簡単に見えても現車確認で難しいと判断することもあります。
ピラー・リアフェンダーの凹みは直せる?|裏に工具が入らない箇所
センターピラー(前後ドアの間の柱)やリアフェンダーの凹みは、他店で「裏側に工具が入らないので無理です」と断られやすい箇所です。構造上、パネルの裏にもう一枚のインナーパネルが密着していたり、内張りの奥に手が届かなかったりするためです。
ただし、これはデントリペアで直せないという意味ではありません。表側から専用のタブを接着して引き出す「プーリング」という技法があり、当店ではこうした裏から届かない箇所こそ、この方法で対応しています。ピラーやフェンダーアーチのような、裏にアクセスできない場所の施工は数多く手がけてきました。
一方で、次のような場合はデントリペアの範囲ではありません。
- 骨格そのものが変形している場合 — ピラーは車体の骨格でもあります。ぶつけて柱そのものが歪んでいるような損傷は、デントリペアで扱う領域ではなく、板金での修正が必要です
- 塗装が割れている・剥がれている場合 — 部位を問わず対象外です
つまり、「表面の凹み」なのか「骨格の変形」なのかで判断が分かれます。写真だけでは見分けが難しいことも多いので、迷ったら状態が分かる写真を送っていただくのが確実です。
凹みがあると車検は通らない?
「凹んだまま車検を受けられるのか」というご質問もよくいただきます。
一般的には、外板(ドアやフェンダーなど外装パネル)の凹みそのものが、それだけで車検に通らない理由になることはないとされています。車検で見られるのは主に保安基準に関わる部分だからです。
ただし、次のような状態は別で、指摘を受ける可能性があります。
- パネルが破損して鋭く尖った部分が外に突き出している
- ライトやウインカーなどの灯火類、ナンバープレートが隠れている・破損している
- ドアやボンネットが正常に開閉できない
- フロントガラスのヒビが視界に影響している(こちらは別の基準があります)
最終的な合否は検査を受ける場所や検査官の判断によりますので、心配な場合は車検を依頼される整備工場に事前にご確認ください。フロントガラスのヒビについてはフロントガラスのヒビ・飛び石は車検に通る?で詳しく解説しています。
なお、車検には通っても凹みは残ったままです。売却や返却の予定がある場合は、査定に影響するため、車検のタイミングで一緒に直しておくという考え方もあります。
判断は現車確認が基本
お写真で「デントリペアで対応可能かどうか」の目安はお伝えできます。ただし、凹みの深さや塗装の状態は写真だけでは正確に判断できないため、最終判断は必ず現車確認で行います。
「写真を送ったら即座に見積もりが出る」と思われるかもしれませんが、当店では正確な判断を大切にしています。適当な回答でお客様の期待と実際の施工内容にズレが生じるのは避けたいからです。
金額のほうは、直せると判断できた凹みならサイズで決まります。凹みのいちばん長い辺で〜1cm 11,000円(税込・出張費込)から。サイズ別の一覧と、プレスライン上やルーフのように加算があるケースはデントリペアの料金表(サイズ別・税込・出張費込)にまとめています。板金塗装になる凹みは1パネル約45,000円〜が目安です。
デントリペアが難しい場合は?
当店でデントリペアが難しいと判断した場合は、正直にお伝えします。板金塗装をご案内することもありますし、「修理しない」という選択肢もお話しすることがあります。
お客様にとって最善の判断ができるよう、無理に施工して中途半端な仕上がりにすることは絶対にしません。
まずは写真を送ってみてください
「直せるかどうかわからない」——それでOKです。まずはお写真をお送りください。対応可否の目安をお伝えします。
📞 080-6058-4020(代表直通)
メールでのお問い合わせはこちら
📷 写真を1枚送るだけで、直せるかどうか分かります
ご自身の凹みがどちらに当たるか判断が難しいときこそ、写真が早いです。LINEで凹みの写真をお送りいただければ、修理できるかどうかと、おおよその料金幅をお返事します(正式なお見積りは現車確認のうえ)。当店では難しいと判断した場合も、その旨を率直にお伝えします。
よくあるご質問
Q. デントリペアで直せない凹みはどんなものですか?
塗装が割れている凹み、プレスライン(ボディの折れ線)が鋭角に折れている凹み、パネルが大きく伸びている凹み、工具が入らないほどパネルの端にある凹みです。これらは板金塗装やパネル交換が適切な領域になります。
Q. 写真だけで直せるか判断できますか?
お写真で「デントリペアで対応できそうか」の目安はお伝えできます。ただし凹みの深さや塗装の状態は写真だけでは正確に判断できないため、最終的な判断は現車確認で行います。
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その凹み、写真1枚で「直せるか・いくらか」をお返事します
斜めから、建物や空の映り込みが入るように1枚撮ってお送りください。映り込んだ線の歪み方で凹みの形が分かります。塗装を残したまま直せそうかと、おおよその料金幅を最短当日にお返事します(〜1cmの凹みで11,000円・税込・出張費込から)。難しいときは、その理由と代わりにできることをお伝えします。営業のお電話はしません。
塗装をしない修理そのものについてはデントリペア(PDR)とはをご覧ください。

