【施工事例】直射日光を避けて施工したコンビネーションブレイク|トヨタ シエンタのフロントガラス補修
※トヨタ シエンタのフロントガラスにできた、複雑なコンビネーションブレイクをウインドリペア(樹脂の充填)で補修した事例です。いつヒビが走ってもおかしくない割れ方でしたが、直射日光の当たらない場所で、無理に加圧せず施工できたことがそのまま仕上がりにつながりました。補修の痕がどの程度残るかまで、正直にお見せします。
ウインドリペアは、ガラスを交換せずに、飛び石などでできた打痕やヒビの内部へ専用の樹脂(レジン)を流し込んで固める修理方法です。損傷がそれ以上広がるのを抑え、見た目を目立たなくします。(参考:フロントガラスの飛び石・ウインドリペアについて)
損傷の状態:複雑なコンビネーションブレイク
今回の損傷は「コンビネーションブレイク」と呼ばれる、複数の割れ方が組み合わさったタイプでした。中でも複雑な形で、内部の割れがあちこちに枝分かれしているぶん、樹脂が素直に奥まで入ってくれません。しかもヒビが伸びやすい状態でしたので、難易度としては高い部類に入ります。

今回、気をつけたこと
特別なことをしたわけではありません。うまくいった理由を挙げるとすれば、次の3つに尽きます。
1. 直射日光を避けて施工できたこと
ウインドリペアに使う樹脂は、紫外線が当たると固まります。つまり炎天下では、樹脂が奥まで行き渡る前に表面だけ硬化してしまう危険があるということです。今回は直射日光の当たらない場所で作業できたため、硬化のタイミングをこちらでコントロールしながら、じっくり樹脂を送り込むことができました。夏場のウインドリペアは、この「場所の確保」が地味に効きます。
2. 無理に加圧しなかったこと
樹脂が入りにくいと、つい圧力を上げて押し込みたくなります。ただ、もともと伸びやすい割れに強い圧をかければ、その場でヒビを走らせてしまいかねません。今回は無理に加圧せず、樹脂が入っていく速度に付き合う形で進めました。
3. ドリルで割れをつなげたこと
枝分かれした割れは、そのままでは樹脂の通り道が途切れていることがあります。そこでドリルで下穴を開けて割れ同士をつなげ、樹脂が奥まで届く道を作ってから充填しました。圧力で押し切るのではなく、通り道のほうを整える、という考え方です。
施工後の仕上がり

樹脂は奥までしっかり入りましたが、補修した部分はガラスと樹脂の屈折率がわずかに違うため、どうしても多少の痕は残ります。ウインドリペアは「割れ・ヒビの進行を止めて、見た目を目立たなくする」修理であって、新品同様に完全に消すものではありません。ここは毎回、隠さずお伝えしています。
ヒビが伸びる前に、が結局いちばん安く済みます
今回のように伸びやすい割れ方をしている場合、走行中の段差や振動、気温差をきっかけに、ある日いきなりヒビが走ります。そうなるとリペアでは対応できず、ガラス交換しか選べません。交換となれば普通車で7万〜15万円、自動ブレーキなどのカメラが付いた車ではエーミング(センサーの再調整)が必要になり、15万〜25万円を超えることもあります(費用の考え方はこちらの記事にまとめています)。
ガラスそのものの価格も、以前と比べて上がってきています。今付いているガラスを、ヒビが小さいうちに守ってあげる。それがいちばん現実的な選択だと思っています。「小さいから様子を見よう」と置いている間に一気に広がるケースは実際にありますので、気づいたら早めのご相談が近道です。
なお、ヒビの長さ・位置・形によっては、リペアでは対応しきれずガラス交換が必要な旨をお伝えすることもあります。損傷が小さいうちほど、きれいに・確実に補修できます。
フロントガラスの飛び石・ヒビのご相談
当店SURREALは三重県桑名市を拠点に、ウインドリペア(フロントガラスの飛び石・打痕の補修)とデントリペア(塗装しない凹み修理)を全国出張で対応しています。「このヒビ、直せる?」「交換しかない?」とお悩みのときは、お気軽にご相談ください。現車を確認のうえ、直せるかどうか・仕上がりの目安を正直にお伝えします。
📷 LINEで写真を送るのがいちばん早いです
フロントガラスの傷は、大きさ・位置・深さで対応が変わります。LINEで写真をお送りいただければ、対応できるかどうかと、おおよその料金幅をお返事します(正式なお見積りは現車確認のうえ)。当店では難しいと判断した場合も、その旨を率直にお伝えします。
業者様からのご依頼も承ります
自動車販売店様・整備工場様・板金塗装店様からのご依頼も承っています。納車前の飛び石補修、在庫車のガラス傷など、まとまった台数のご相談もお気軽にどうぞ。
