2026年8月28日 北海道で雹|厚岸・根室で降ひょう、車のへこみ・雹害修理の進め方
2026年8月28日、北海道の道東(釧路・根室地方)で雹(ひょう)が確認されています。厚岸町の周辺では昼過ぎに、激しい雷雨とともに雹が降ったとの報告が複数出ています。被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
ご自身は何も悪くないのに、空から降ってきた雹で大切なお車が傷ついてしまう。雹害はそういう災難です。しかも8月28日の北海道は、線状降水帯による記録的な大雨のほうが大きく報じられました。雹が降ったこと自体が、大雨のニュースに埋もれてしまっているのではないかと思います。
ですが、焦らなくて大丈夫です。雹の凹みは、時間が経って悪化するようなものではありません。急いで修理業者を決めなければならない、ということはありません。まずは状態を落ち着いて確認して、記録を残すところから始めていただければ十分に間に合います。この記事では、確認のしかた・保険の考え方・修理方法の線引きを順にご説明します。
📷 「これは雹の凹みなのかな?」の段階でご相談ください
お写真を送っていただければ、PDR(デントリペア=塗装せずに直す修理)で直せそうな凹みなのか、板金やガラスの領域なのかを、当店の見立てとしてお伝えします。当店は三重県のPDR専門店です。北海道は距離がありますので、まずは見立てだけでもお役に立てればと思っています。お近くの工場に出される前提のご相談でもかまいません。なお凹みは実物を見ないと深さが分からないため、お写真だけで金額をお出しすることはできません(電話営業や広告メッセージは送りません)。
2026年8月28日 北海道の降雹|確認できている状況
報道と現地からの投稿で確認できている状況は以下のとおりです。裏付けが取れないものは掲載していません。
- 報道:FNNプライムオンラインが8月28日、北海道で「ひょうや竜巻」が発生したと報じています。新千歳空港では到着便の遅れで空港に一夜を明かした方もいたとされています
- 厚岸町の周辺(昼過ぎ):「厚岸の近くで外仕事をしていたが、昼間の雨と落雷がなかなか凄かった。雹も降ってくるし車の窓が割れるかと思った」との投稿
- 厚岸町〜根室市(移動中):「厚岸から根室に向かう途中、線状降水帯の中を走ることになり、豪雨と雹、雷で視界がほぼゼロになった」との写真つきの投稿
- 気象庁:釧路・十勝・網走地方に竜巻注意情報が発表されていました(8月28日12時40分まで有効)。釧路地方では線状降水帯が発生し、記録的な大雨となっています
気象庁のアメダス(10分ごとの記録)を確認すると、厚岸町の太田で28日12時50分に10分間で17.5ミリ(1時間あたりに換算すると105ミリに相当する降り方)を観測し、同じ時間帯に気温が9.3℃も下がっています。鶴居村でも12時50分に5.5ミリ、標茶町で11時50分に4.5ミリ、釧路市で13時20分に3.0ミリと、正午前後に発達した積乱雲が西から東へ進んだことが読み取れます。気温の大きな低下は、上空の冷たい空気を伴った強い上昇気流があったことを示すもので、雹が降る条件と整合します。
雹の大きさについては、当店は現地で実物を確認していないため申し上げません。ただ、「車の窓が割れるかと思った」という表現が現地から出ていることは、お車の状態を確認する理由として十分だと考えています。最新の気象情報は気象庁公式サイトでご確認ください。
大雨のニュースに埋もれた雹|北海道で見落とされやすい理由
今回いちばんお伝えしたいのがこれです。8月28日の北海道は、線状降水帯・記録的な大雨・土砂崩れ・JRの脱線と、大きなニュースが重なりました。報道の中心は当然そちらになります。
その結果、何が起きるか。「あの日は大雨がすごかった」という記憶だけが残り、雹が降ったことが忘れられます。そして雹による浅い凹みは、言われないと気づかないレベルのものが多い。大雨と一緒に降った雹の被害は、いちばん見落とされやすいのです。
加えて北海道は、本州にくらべて夏に雹が降る回数がそれほど多くない地域です。雹害という言葉自体になじみがなく、「車が凹んだけれど、これは何だろう」で止まってしまう方も多いと思います。8月28日に道東で屋外にお車を停めていた方は、一度だけ確認してみてください。
凹みのチェックポイント|明るい場所・斜めから・反射光の歪み
雹による凹みは、塗装が割れずに浅い凹みだけが残るケースが多く、ぱっと見ただけでは気づきにくいことがあります。以下のポイントで確認してみてください。
- 明るい屋外で確認する:屋内灯では浅い凹みが見えづらいです。日中がいちばん確実です
- 真上からではなく斜めから見る:パネルに対して目線を下げ、横方向から見ると、光の反射の歪みで凹みが浮かび上がります
- 反射光の歪みを探す:建物や電柱がパネルに映り込んだとき、その映り込みが波打っている箇所が凹みのサインです
- 上向きの面を優先して:ボンネット・ルーフ(屋根)・トランク・フェンダー上部。雹は上から降るので、まず見ていただきたいのはここです
- 横の面も見てください:雹は風で斜めに叩きつけられるため、ドアやクォーターパネルなど側面も凹むことがあります
- ガラス・モール・樹脂パーツも:今回は「窓が割れるかと思った」という報告が出ています。フロントガラスやサイドミラー、モール類にヒビや欠けがないかも見てください。ガラスにヒビがある場合は、走行前に安全をご確認ください
確認の際は、スマートフォンで撮影して記録を残してください。お写真は凹みの真上ではなく斜めから・反射光を含めて撮ると分かりやすく写ります。硬貨を近くに置いて撮ると大きさが伝わります。より詳しい見方は雹害を受けた車のチェック方法にまとめています。
雹害は車両保険で直すのが基本です|「いつの被害か」を今のうちに
凹みが見つかった場合、まず知っておいていただきたいのが保険の話です。雹害は「飛来物・落下物」による損害として扱われることが多く、車両保険で直すのが基本の考え方になります。ご自身の運転が原因の事故ではないため、等級への影響も自損事故より小さく済むことが多いです。
ただし、対象になるかどうか・等級がどうなるか・いくら下りるかは、ご加入の契約内容とアジャスター(保険会社の査定担当)の判断次第です。当店から「保険で直せます」と断定することはできません。特に車両保険の「エコノミー型(車対車+A)」など補償範囲が限定されたタイプでは扱いが変わる場合がありますので、まずはご加入の保険会社・代理店にご確認ください。
そしてもうひとつ、いま手を打っておくと後で効くことがあります。それは「被害の発生日を記録しておくこと」です。雹の凹みは、あとから見つけたときに「これはいつのものか」が分からなくなりがちです。時間が経つほど、保険の手続きで説明しづらくなります。2026年8月28日に道東で降雹があったという事実と、この日の気象情報のスクリーンショット、そして凹みの位置・大きさ・数が分かる写真を、今のうちに残しておいてください。保険の判断について詳しくは雹害で車両保険を使うべきか|等級・補償額の完全ガイドにまとめています。
やらないでほしいこと
- 裏側から押し戻す:内側からの突き上げは塗装にダメージを与え、かえって修理が難しくなることがあります
- 強い力で洗車・拭き取りをする:凹んだ箇所の塗装には微細なストレスがかかっています
- 市販の凹み直しキットをすぐ試す:塗装の状態によっては悪化させてしまうことがあります。まずはプロの目で見るのが安全です
PDR(デントリペア)で直せる凹み・直せない凹み
当店SURREAL(三重県桑名市)はPDR(デントリペア)専門店です。PDRは塗装をせずに、裏側から金属を動かして凹みを元の形に戻す修理方法で、塗装をしないぶん、多くの場合「修復歴」として扱われずに直せるのが大きな利点です(判定する査定機関や損傷の位置・程度によって扱いは異なります)。ただし何でも直せるわけではないので、線引きを正直に書きます。
- PDRで直せる:塗装が無事で「凹みだけ」がある状態。雹害の大半はこれで、まさにPDRの本領です
- 板金・塗装が必要:塗装が割れた・剥げた部分。裏から押しても塗装は元に戻らないため、PDRでは対応できません
- 交換が必要:モールや樹脂パーツ、ガラスが割れてしまった場合
この線引きは、どこの工場に出す場合でも同じです。お近くの修理工場に相談されるときも、「凹みだけなのか、塗装まで割れているのか」を先に把握しておくと話が早く進みます。雹害とは|車のダメージと修理方法もあわせてご覧ください。
北海道からのご相談について
当店は三重県桑名市を拠点に、全国へ出張してPDR施工を行っています。ただ、北海道は距離があります。正直に申し上げて、お車1台のために伺うのは現実的ではありません。
そのうえで、当店にできることが2つあります。ひとつはお写真からの見立てです。PDRで直りそうな凹みなのか、板金やガラスの領域なのか、そもそも直さなくてよさそうなのか。これはお近くの工場に出される前提でもお役に立ちます。「見積もりを取ったけれど、この内容で妥当なのか分からない」というご相談も歓迎です。
もうひとつは、ディーラー様・販売店様・リース会社様からの複数台のご相談です。台数がまとまる場合は、出張の可否と日程の目安を正直にご案内します。お車の所在地と台数、おおまかな被害状況をお知らせください。行けない場合は、行けないとはっきり申し上げます。
ディーラー・販売店・リース会社様へ|複数台・大量入庫の一括対応
広い範囲で雹が降った直後は、在庫車・展示車・お客様のお車が一度に入庫し、いつもお付き合いのある修理業者だけでは台数を捌ききれない状況が起こりがちです。SURREALはディーラー様・販売店様・リース会社様からの複数台・大量台数の一括修理に、全国出張で対応しています。
雹害で多いのは、塗装が割れずに浅い凹みが数だけ出るタイプです。そこはまさに当店が引き受けられる領域です。割れているものや交換が必要なものは、いつもお付き合いのある工場にお任せいただければ問題ありません。台数・保管場所・おおまかな被害状況をお知らせいただければ、施工体制とスケジュールをご提案します。詳しくは雹害車の大量・一括修理(業者様向けページ)をご覧ください。
🏢 ディーラー・販売店・リース会社様へ|複数台・大量入庫の一括対応
在庫車・展示車が一度に被災し「いつもの業者だけでは台数を捌けない」ときは、台数と保管場所をお知らせください。全国出張で複数台・大量入庫を一括対応します。台数や状況のご相談だけでも歓迎です(電話営業はいたしません)。
関連情報・お問い合わせ
- 雹害車修理|三重・愛知・岐阜+全国出張のPDR専門店|主軸サービスページ
- 雹害を受けた車のチェック方法|凹みの見つけ方をより詳しく
- 雹害の車をチェックする方法|確認の手順とそのあとの流れ|直後対応ガイド
- 雹害で車両保険を使うべきか|等級・補償額の完全ガイド|保険判断
- 雹害 修理費用|パネル別・規模別の料金目安|費用の考え方
- 雹はなぜ降る?できる仕組みとあられとの違い|夏に雹が降る理由
- 【8月27日】長野県 軽井沢町の降雹|前日の降雹
- 雹が降った地域・降雹履歴まとめ【2026年随時更新】|過去の降雹一覧
- 業者様向け|雹害車の大量・一括修理|ディーラー・販売店・リース会社様
お問い合わせは当店LINE公式アカウント・お問い合わせフォーム・お電話にて承ります。「これは雹の凹みなのか」「直す必要があるのか」というご相談の段階から歓迎です。お近くの工場に出される前提でもかまいません。お写真を送っていただければ、当店の見立てを正直にお伝えします。
※本記事は2026年8月29日午前までに確認できた報道・気象庁の観測記録・現地からの投稿情報をもとに作成しています。雹の大きさについては、当店が現地で実物を確認したものではありません。最新の気象情報は気象庁公式サイトでご確認ください。

