車の屋根(ルーフ)の凹み修理|原因別の直し方と費用、内張りを外す場合の違い

洗車のとき、あるいは立体駐車場から出たあとに、車の屋根(ルーフ)のへこみに気づく。ルーフは自分の目線より高い位置にあるので、いつ凹んだのか分からないまま見つかることが多い場所です。

当店は塗装をしないで凹みを直すデントリペア(PDR)の専門店です。雹害の修理でルーフは数えきれないほど触ってきた部位ですが、ルーフの凹みだけは「直せます」と一言で答えていません。天井の内張り(ルーフライニング)を下ろす必要があるかどうかで、作業がまるで変わるからです。

写真を1枚お送りいただければ、修理できるかどうかと、おおよその料金幅をお返事します。正式なお見積りは現車を見てからです。当店のデントリペアは、小さい凹みで1点11,000円(税込・出張費込)からのサイズ別料金です(天井の内張りを下ろす作業が要る凹みは、別途のお見積りになります)。

屋根は自分で写真を撮りにくい場所です。斜め上から1枚、光の映り込みが分かるように撮ってお送りください。

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この記事の結論(先に要点だけ)

  • ルーフの凹みも、塗装が割れていなければ塗装をしないデントリペア(PDR)で直せます。当店は〜1cmの凹みで11,000円(税込・出張費込)からのサイズ別料金です。
  • ルーフだけの条件が一つあります。凹みが大きく裏から押す必要があるものは、天井の内張り(ルーフライニング)を下ろす作業が入り、基本料金とは別のお見積りになります。車種と作業場所によっては、その場でお受けできないことがあります。
  • 内張りを下ろさずに届く凹みかどうかは、大きさと位置で決まります。写真を送っていただければ、修理可否とおおよその料金幅を無料でお返事します。

先に結論|ルーフは「内張りを下ろすかどうか」で話が変わります

ドアやボンネットの凹みなら、状態を見れば「直せます」「これは板金です」とほぼその場で答えられます。ルーフはもう一つ条件が増えます。

デントリペアは、専用の工具を凹みの裏側に入れて、金属を少しずつ押し戻していく作業です。ドアなら内張りを外せば裏に手が届きますし、ボンネットは開ければ裏が丸見えです。ルーフの裏にあるのは、天井の内張り(ルーフライニング)です。

ルーフの端のほうや、ピラー(柱)に近い位置の凹みなら、内張りを下ろさなくても隙間から工具が届くことがあります。表側から専用のタブを接着して引き上げるプーリングという方法で対応できる凹みもあります。この範囲であれば、出張先でそのまま直せます。

問題は、屋根の真ん中あたりにできた、ある程度の大きさがある凹みです。裏からしっかり押さないと直しきれないため、内張りを下ろす必要が出てきます。ここが、ルーフだけ話が長くなる理由です。詳しくは後の章で書きます。

ルーフが凹む原因|実際にご相談が多いのはこの4つ

ネット上には「ルーフが凹む原因」がいろいろ挙がっていますが、当店に実際に相談が来る原因はだいたい決まっています。

1. 荷物の積み下ろし

いちばん多い原因です。ルーフキャリアやルーフボックスへの積み下ろし、脚立や物干し竿、長い木材、キャンプ道具、スキー板。屋根の上で荷物を滑らせたり、持ち替えるときに角を落としたりすると、そのまま凹みになります。

この原因の凹みは、荷物の角が当たった一点だけが入り込んでいる形になりやすく、大きさによっては塗装が無事なままです。塗装が割れていなければ、デントリペアの得意な範囲です。

2. 落下物(木の枝・上から落ちてきたもの)

駐車中に木の枝が落ちてきた、上の階から物が落ちてきた、というケースです。屋外の駐車場や、木の下に停める習慣がある方に起きます。

落下物の場合は塗装まで削れているかどうかが分かれ目です。角のある硬いものが落ちると、凹みと同時に塗装が割れたり剥がれたりします。塗装が割れている場合は、塗装をしないデントリペアでは元に戻せないため、板金塗装の領域になります。

3. シャークアンテナを引っ掛けた

意外に思われるかもしれませんが、これが一定数あります。立体駐車場の入口、機械式駐車場のパレット、屋根の低い車庫やシャッター。屋根の上に立っているシャークアンテナ(フィン型アンテナ)を引っ掛けてしまい、アンテナが持っていかれる形でルーフが引っ張られて凹む、というパターンです。

アンテナの根元は屋根に固定されているので、力がそこに集中します。アンテナ本体の破損だけで済まず、台座のまわりのルーフが変形していることがあります。

この凹みについては先にお伝えしておきます。シャークアンテナまわりの凹みは、天井の内張り(ルーフライニング)を下ろさないと直せません。アンテナは屋根の中央寄りに付いていて、その裏に工具を入れる方法が他にないためです。この記事で後述する「内張りを下ろす作業」が必ず入る種類の凹みなので、ご相談のときは車種を必ず教えてください。

4. 雪(積雪の重み・落雪)

雪の重みや、屋根・カーポートからの落雪でルーフが凹むケースです。雪の凹みは一点に集中せず、広い面がゆるく沈む形になりやすいのが特徴です。

雪の凹みは、後の章で書く「内張りを下ろすかどうか」がいちばん問題になりやすい種類です。だいたいのところまで戻すのと、きちんと平らに戻すのとで、必要な作業が変わります。

※雹(ひょう)の場合は別のページで

ルーフに小さな凹みが一面にできている場合は、雹の可能性があります。雹の凹みは、屋根・ボンネット・トランクといった上向きの面に集中してたくさんできるのが特徴です。数が多いので軽く見られがちですが、一つひとつはしっかり深く入ります。雹害は保険の扱いも修理の進め方も別なので、雹害の部位別修理ガイド(ボンネット・ルーフ・ピラー・モール)雹害の修理費用をご覧ください。見分けがつかないときは、写真を送っていただければこちらで判断します。

ルーフの凹みは、他のパネルより大きくなりやすい

ルーフの凹みには一つ傾向があります。持ち込まれる凹みが、他のパネルより大きいことが多いのです。

理由は単純で、原因のほうが大きいからです。ドアパンチのように「隣の車のドアが当たった」という小さな力ではなく、荷物・落下物・雪・アンテナごと引っ張られる、といった力がかかっています。面が広く平らな場所なので、入った力がそのまま広がりやすいという事情もあります。

凹みが大きいということは、それだけ裏から押す作業の比重が上がるということです。表から引くプーリングだけでは戻しきれず、裏から支えながら押し戻す必要が出てきます。そしてルーフの裏に入るには、内張りを下ろすことになります。

なお、大きい凹み=直せない、ではありません。当店は姫路・群馬・名古屋など全国の大規模な雹害現場で数多くの雹害車を施工してきましたが、そこで直しているのもルーフです。難しいのは技術ではなく、内張りを下ろせる条件が整うかどうかです。

天井の内張り(ルーフライニング)を下ろすと、何が変わるのか

ここがこの記事のいちばん大事なところです。他のページではあまり書かれていないので、正直に書きます。

内張りを下ろさずに直せる凹み

下記のような凹みは、内張りを下ろさずに作業できることが多いです。

  • ルーフの端に近い位置にある凹み(隙間から工具が届く)
  • 浅く、範囲の小さい凹み
  • 表からタブを接着して引くプーリングで戻せる凹み

この範囲であれば、ご自宅や職場の駐車場に伺って、その場で直してお返しできます。

内張りを下ろす必要がある凹み

一方、こちらは内張りを下ろす前提になります。

  • 屋根の中央付近にある凹み
  • 大きく、深く入り込んでいる凹み
  • 雪の重みなどで広い面がゆるく沈んでいる凹みを、きちんと平らに戻す場合
  • シャークアンテナを引っ掛けた凹み(アンテナが屋根の中央寄りにあるため、例外なく下ろす作業になります)

雪の凹みについては、正直なところ「だいたいのところまで」であれば内張りを下ろさずに戻せることもあります。ただ、映り込みまで整えてきちんと直すとなると、下ろす作業が必要になります。どちらを求められているかで、ご案内が変わります。

内張りを下ろす作業が、簡単ではない理由

天井の内張りは、車内で最も大きな一枚ものの内装部品です。取り外すには、ピラーの内張り、アシストグリップ、サンバイザー、ルームランプ、シートベルトまわりなど、周辺の部品を順に外していきます。

そのうえで、下ろすときに一人だと端が折れてしまうことがあります。大きくて薄い一枚板を、車内という狭い空間で角度を変えながら抜くので、支える手が足りないと縁に負担がかかります。折れれば内張り自体の交換が必要になり、直しに来たはずが別の修理を生むことになります。

そして車種の問題があります。ミニバンのように天井の面積が大きい車は、一人で下ろすのはほぼ無理です。軽自動車やコンパクトカーとは、部品の大きさも重さもまったく違います。

当店は出張専門で、ご自宅や職場の駐車場で作業しています。そこで内張りを下ろすとなると、車内の部品を外して置いておく場所も要りますし、天候にも左右されます。やるときはやりますが、車種と作業場所の条件が合わないときは、正直にお伝えして別の方法をご提案します。できないことを「できます」と言って始めるほうが、お客様にとって困る結果になるからです。

ご相談いただくときに車種を一緒に教えていただけると、この判断が早くなります。

自分で直せる?|ルーフでのDIYが特に難しい理由

「ドライヤーで温めて冷却スプレー」「熱湯をかけて裏から押す」「吸盤で引っ張る」。ルーフの凹みでも、こうした方法が紹介されているのを見かけます。

市販の道具が悪いわけではありません。同じ道具でも、経験のある職人が使えば綺麗に直せるかもしれません。問題は道具ではなく、使う人に経験と技術があるかどうかです。デントリペアは、塗装面に映り込む光の反射を読みながら、どこをどれだけ押す(引く)かを判断する作業で、判断のほうが先にあります。

もちろん、道具そのものは大事です。当店でも選りすぐりの道具を使っています。ただ、その道具を活かせるかどうかが経験と技術で、いい道具を持っただけでは同じ仕上がりにはなりません

そのうえでルーフには、他のパネルにない事情が3つあります。

1つ目は作業姿勢です。屋根は自分の目線より上にあります。脚立に乗って上から見下ろす形になるため、面の映り込みが読みにくく、力の加減もしにくくなります。

2つ目は裏に手が入らないことです。ドアやボンネットと違い、内張りを下ろさない限り裏側に触れません。そのため表からの作業に頼ることになり、無理に引くと凹みの周囲が波打ちます。

3つ目は面積です。屋根は一枚の広い平面なので、少しの歪みが目立ちます。正面から見て分からなくなっても、光を当てて映り込みを見ると波が残っていることがあります。

吸盤については、塗装に強い力で貼り付けて引くため、塗装に負担がかかります。とくにホンダ車・スズキ車は塗装が剥がれる可能性が高いため、使わないでください。市販の道具で何が起きるかは車のへこみ、自分で直せる?吸盤・熱湯・パテの限界で詳しく書いています。

一度触ったあとでも直せることはありますが、綺麗に直りきらないことがあり、修理費が高くつくこともあります。まだ触っていない状態でご相談いただくのが、いちばん確実です。

板金塗装・ルーフパネル交換になる場合

塗装をしないデントリペアで対応できない、あるいは向かないのは、次のような状態です。

  • 塗装が割れている・剥がれている
  • 鉄板の伸びが大きすぎる(形が変わってしまっている)
  • すでに板金の作業歴があるパネルの上の凹み
  • アルミなど特殊な素材の深い凹み
  • 塗装そのものが傷んでいる(経年でクリアが浮いている・色あせている・過去の塗装が弱っている)

最後の「塗装が傷んでいる」は、割れているわけではなくてもあまりデントリペア向きではありません。デントリペアは金属を押したり引いたりする作業なので、弱っている塗装は途中で剥がれたり割れたりしやすくなります。年式の古い車や、屋外に長く置いていた車は、現車を見てから判断させてください。

板金塗装になる場合は、凹みを整えてパテを入れ、研いで塗装をやり直す工程で、1パネルあたり約45,000円〜が目安です(店や内容によって差が大きい部分です)。ルーフは面積が広く、塗装の面積もそのぶん大きくなります。

穴が空いている、広い範囲が潰れているといった状態では、ルーフパネルそのものの交換が検討されます。ここで一つ知っておいていただきたいのが修復歴の扱いです。ルーフパネルは車の骨格に関わる部分のため、交換や修復の内容によっては修復歴として扱われることがあります。一方、デントリペアは塗装も部品交換もしないため、多くの場合修復歴の扱いになりません。売却や下取りを考えている方には、ここが実際の差になります。

デントリペアと板金塗装の向き不向きは、デントリペアと板金塗装の違いで整理しています。

正直に書いておきたいこと|PDRにもリスクはあります

「塗装を残したまま直せる」と聞くと万能に思えますが、そうではありません。当店は作業をお受けする前に、必ず次の2つをお伝えしています。

1つは押し出す過程で塗装が剥がれたり割れたりする可能性、もう1つはわずかな歪みが残る可能性です。凹みの状態によっては、この2つが起こり得ます。

実際に、直さないほうがいいとお伝えすることもあります。たとえば商用車の屋根に複数の凹みが入っていたケースでは、表から引く作業で塗装が剥がれたときの損害のほうが、直して得られる価値を上回ると判断し、そのようにご説明しました。直せるかどうかだけでなく、直したほうがいいかどうかまで含めてお話しします。

ルーフの凹み修理にかかる費用

当店のデントリペアは、凹みのサイズ別の基本料金です。すべて税込・出張費込です。

凹みのサイズ料金(税込・出張費込)
〜1cm11,000円
〜2cm13,000円
〜3cm18,000円
〜5cm22,000円
〜7cm24,000円

この基本料金は、天井の内張り(ルーフライニング)を下ろす作業が必要ない場合の金額です。内張りを下ろす必要がある凹み——屋根の中央にある大きな凹み、雪でゆるく沈んだ面をきちんと戻す場合、シャークアンテナを引っ掛けた凹み——は、脱着の工数を含めた別途のお見積りになります。上の表の金額に脱着分は含まれていません。

7cmを超えるもの、複数箇所、深い傷を伴う凹みは個別のお見積もりです。また、プレスライン上・線状の凹み(クリース)・アルミパネル・ルーフの凹みは、難易度により加算があります。加算がある場合は、事前のお見積りで金額をお示ししてから作業に入ります。あとから増えることはありません。

ルーフに加算の注記があるのは、これまで書いてきたとおり、作業の条件が他のパネルと違うためです。内張りを下ろす必要があるかどうかで、かかる時間がまったく変わります。

サイズ別の料金の考え方はデントリペアの料金表と相場にまとめています。

写真と車種をお送りいただければ、修理できるかどうかと、おおよその料金幅を無料でお返事します。

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ご相談から修理までの流れ

ルーフは自分で状態を確認しにくい場所なので、写真の撮り方から書いておきます。

  1. 写真を撮る|脚立や段差があれば、斜め上から屋根全体が入るように1枚。加えて凹みの近くを1枚。屋根に映り込んでいるもの(建物や空)の線が、凹みでどう歪んでいるかが写っていると、状態がよく分かります。
  2. LINEか電話でお送りいただく|このとき車種もあわせてお知らせください。内張りを下ろす必要が出た場合の判断が早くなります。
  3. 修理可否とおおよその料金幅をお返事|ここまでは無料です。難しい場合も、その理由と代わりの方法をお伝えします。
  4. 現車を確認して正式なお見積り|写真では判断しきれないことがあるため、最終的な金額は現車を見てから確定します。
  5. 作業|ご自宅や職場の駐車場に伺って作業します。

なお、写真を送っていただいた場合の現車確認は無料です。写真がなく「とにかく一度見に来てほしい」というご依頼のみ、出張見積り料5,000円をいただいています。こちらの都合でお断りした場合は、いただきません。

対応エリアは出張対応エリアをご覧ください。三重・愛知・岐阜を中心に、周辺の県へも伺っています。

よくある質問

屋根の凹みは、外から見て分かりにくいのですが

ルーフは目線より上にあるので、真横からでは見えません。屋根に映り込んでいる線(建物の輪郭や空との境目)が、その部分だけ歪んでいるかどうかで判断できます。洗車のときや、駐車場の2階から見下ろしたときに見つかることが多いです。

天井の内張りを外さずに直せるかどうかは、写真で分かりますか

大きさと位置がはっきり写っていれば、おおよその見当はつきます。ただしルーフは面が広く、写真では凹みの深さが分かりにくい部位です。写真の段階では「内張りを下ろさずにいける可能性が高い/下ろす必要がありそう」というところまでお伝えし、確定は現車を見てからになります。

ミニバンのルーフも対応できますか

凹みの位置と大きさによります。内張りを下ろさずに届く凹みであれば問題ありません。下ろす必要がある凹みの場合、ミニバンは天井の面積が大きく、出張先で一人で下ろすのは現実的ではないため、作業場所を含めてご相談させていただきます。

シャークアンテナごと引っ掛けて凹みました。直りますか

塗装が割れていなければ直せます。ただしこの凹みは、天井の内張りを下ろす作業が必ず入ります。アンテナは屋根の中央寄りに付いていて、その裏に工具を入れる方法が他にないためです。そのため車種と作業場所を含めてご相談させてください。アンテナ本体が壊れている場合、その交換は別途となります。

雪でへこんだ屋根は直せますか

直せます。ただし、雪の凹みは広い面がゆるく沈む形になりやすく、「だいたいのところまで戻す」のと「映り込みまで整えてきちんと直す」のとでは必要な作業が変わります。後者では天井の内張りを下ろすことが多くなります。どこまでを求められているかを伺ったうえでご案内します。

ルーフを直すと修復歴になりますか

デントリペアは塗装も部品交換もしないため、多くの場合修復歴の扱いにはなりません。一方、ルーフパネルの交換や骨格に関わる修復を行った場合は、内容によって修復歴として扱われることがあります。売却や下取りを予定している場合は、事前にご相談ください。

保険は使えますか

落下物や雪による損害は、ご契約内容によっては車両保険の対象になることがあります。ただし使えるかどうか、等級がどうなるかは保険会社の判断になりますので、必ずご契約先にご確認ください。当店から保険会社への修理内容のご説明は可能です。

どこに頼めばいい?|依頼先ごとの向き不向き

ルーフの凹みを直せる先はいくつかあります。どれが正解というより、凹みの状態によって向く先が変わります。

ディーラー

新車保証や他の整備とまとめてお願いしたい場合、窓口が一つで済むという安心感があります。実際の作業は提携する板金工場に出されることが多く、そのぶん日数と費用は上がりやすくなります。デントリペアで直せる凹みでも、板金塗装として案内されることがあります。

板金塗装店

塗装が割れている凹み、鉄板が伸びてしまっている凹み、ルーフパネルの交換が必要な状態であれば、板金塗装店が本来の依頼先です。塗ってしまえば形は元に戻ります。数日から1週間ほど車を預けることになり、代車の手配が必要になります。

カー用品店

店舗数が多く相談しやすい反面、こちらも作業は外部に出されるのが一般的です。凹みの内容によっては受け付けていない場合があります。

デントリペア専門店

塗装が割れていない凹みであれば、専門店が向いています。塗装をしないので当日中に終わることが多く、純正の塗装がそのまま残ります。当店は出張専門なので、ご自宅や職場の駐車場で作業します。車を預ける必要も、代車の手配も要りません。

逆に言えば、塗装が割れている凹みは専門店では直せません。その場合は正直にそうお伝えしますので、板金塗装店へご相談ください。当店は板金塗装店とも仕事をしていますので、状況によってはお繋ぎできることもあります。

ルーフの凹みを放置するとどうなるか

結論から書くと、すぐに何かが壊れるということはありません。塗装が無事であれば、凹みがあるからといって急いで直さなければならない、という性質のものではないです。ここで不安を煽るつもりはありません。

実際に影響が出るのは、次のような場面です。

1つ目は売却・下取りのときです。ルーフの凹みは査定で必ず見られる場所で、面が広いぶん目立ちます。手放す予定があるなら、査定の前に直しておいたほうが差が出ます。

2つ目は凹みが増えていったときです。屋根は自分では見えない場所なので、時間が経つと「いつ、何で凹んだのか」が分からなくなります。原因が分からないと、保険を使うかどうかの判断もしにくくなります。気づいたときの状態を写真に撮っておくだけでも、後の判断が楽になります。

3つ目は費用です。デントリペアはサイズ別の料金なので、凹みが小さいうちのほうが安く、早く終わります。「この程度で頼んでいいのか」と迷うくらいの凹みが、いちばん向いている状態です。

まとめ

ルーフの凹みは、荷物の積み下ろし・落下物・シャークアンテナの引っ掛け・雪、というのが実際に多い原因です。塗装が割れていなければ、塗装をしないデントリペアで直せます。

ルーフだけの条件は、天井の内張りを下ろす必要があるかどうかです。端に近い凹みや浅い凹みは下ろさずに直せますが、屋根の中央にある大きな凹み、雪でゆるく沈んだ面をきちんと戻す場合、そしてシャークアンテナを引っ掛けた凹みは、下ろす作業が入ります。車種と作業場所によっては、その場でお受けできないこともあります。

判断を早くするために、写真と車種をあわせてお送りください。修理できるかどうかと、おおよその料金幅を無料でお返事します。直さないほうがいい場合は、その理由もはっきりお伝えします。

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