一度触った車の凹み、やり直しはできる?|引っ張った・押したあとの手直し
「凹みを自分で引っ張ってみたら、小さくはなったけれど残っている」「押し出してみたけれど、かえって目立つようになった」。そういったご相談を、当店はときどきいただきます。
当店は塗装をしないで凹みを直すデントリペア(PDR)の専門店です。このページは、一度手を入れた凹みを直すときに何が起きているのかを、金額をお伝えする前に知っておいていただきたくてまとめました。
今の状態の写真を1枚お送りください。直せそうかどうかをお返事します。
三重県桑名市から出張します(愛知・岐阜も。桑名から片道50km圏内は出張費無料)
先に結論|直せることもあります。ただ、最初からより手間がかかります
一度触った凹みでも、直せることはあります。ただ、正直にお伝えしておきたいことが3つあります。
- 最初の凹みを直すより、時間がかかります。そのぶん費用も上がります
- 100点の仕上がりは難しいと考えてください。当店の感覚では、8割くらいまで戻れば良いほうです
- 直せるかどうかは、実物を見て触ってみないと分かりません
当店がいちばん残念に思うのは、最初に声をかけていただければ、もっと早く、もっと綺麗に直せたかもしれない凹みです。責めたいのではありません。直したいと思って手を入れたのは、当然のことだと思います。そのうえで、今どういう状態になっているのかを書きます。
一度触った凹みで起きていること
凹みは、ただ「浅くなればいい」ものではありません。デントリペアは、塗装の面に映る光の反射を読みながら、決まった手順で少しずつ形を戻していく作業です。その手順の外で力がかかると、凹みとは別の形の崩れが加わります。
引っ張った場合(いちばん多いご相談です)
吸盤や、表面に貼り付けるタブで引っ張ったあとの凹みです。当店に来るDIYのご相談は、この引っ張ったあとのものが多いです。よく見る状態は次のとおりです。
- 引っ張りすぎて、金属が伸びている
- 引っ張った部分が上がったまま、下がらなくなっている
- 本来つかないはずの癖がついている
この状態から直すときは、いったん元の凹んだ状態に近いところまで形を戻してから、本来の手順に入ります。この「戻す」作業がとても大変で、時間のかかるところです。
押した場合
裏側から何かで押し出したあとの凹みです。
- 押す場所がずれて、別のところが伸びている
- 押した跡が癖になって残っている
- 塗装が割れてしまっている
塗装が割れている場合は、塗装をしない修理ではそこから元に戻せません。塗装の割れや剥がれがどう見えるかは、デントリペアの失敗例に当店の施工で起きた写真を載せています。
「凹みは小さくなった」のに、なぜ直しにくいのか
よくいただくご相談の形を、お客様が特定されないようにまとめてお伝えします。
お客様のお話
自分で引っ張ってみたら、凹みはだいぶ小さくなりました。まだ少し残っているので、そこだけ仕上げてもらえませんか。
お送りいただいた写真を見ると、凹みの周りが盛り上がっていて、真ん中のいちばん深いところ(芯)が残っているように見えることがあります。周りだけが上がって、肝心の芯が上がりきっていない状態です。
この状態は、正面から見ると「凹みが小さくなった」ように見えます。でも直す側から見ると、元の凹みにはなかった「盛り上がり」が増えている状態です。盛り上がったところを落ち着かせながら、残った芯を上げていくことになるので、最初の凹みを直すより手数が多くなります。盛り上がりが大きいと、元に戻せないこともあります。
直せるかどうかは、見て触ってみないと分かりません
一度触った凹みかどうかは、当店が見れば大体分かります。お伝えいただかなくても分かることが多いので、隠す必要はありません。
ただ、どこまで直せるかは、実物を見て触ってみないと何とも言えません。どれだけ形が崩れているかは、見た目だけでは判断しきれないからです。写真をお送りいただければ、直せそうか、難しそうかをお返事します。そのうえで、最終的な判断は現車を見てからになります。
難しいと判断した凹みは、当店では無理に受けずにお断りしています。判断の考え方はデントリペアで直せる凹み・直せない凹みに書いています。
今の状態の写真を1枚お送りください。直せそうか、難しそうかをお返事します。
仕上がりの目安|100点は難しいと考えてください
一度崩れた形は、どれだけ崩れているかによって、戻るときもあれば戻らないときもあります。当店の感覚では、8割くらいの仕上がりになれば良いほうです。100点満点の仕上がりは難しいと考えてください。ご自身で触ったあとの凹みは、特にそうです。
なお、ほかのデントリペア店で直しきれなかった凹みのご相談は、当店ではほとんどありません。お互いにプロなので、もともと難しい凹みだったのだろうと受け止めています。ご自身で触ったあとよりは、綺麗に戻る見込みがあると思います。
費用は、最初の凹みを直すより上がります
凹みが小さくなっていても、本来の手順で施工された形ではないので、元に戻すのにとても時間がかかります。伸びが大きいほど時間はかかり、伸びすぎていると塗装をしない修理では戻せないこともあります。そのため、費用は最初の凹みを直すより上がります。
当店の料金表は、まだ誰も触っていない凹みを前提にしています。一度触った凹みは、写真と現車を見てから個別にお伝えします。金額をお伝えする前に、なぜ上がるのかを知っておいていただければと思い、このページを書きました。
まだ触っていない方へ
正直に書くと、私も同じことをしています。デントリペアに興味を持ったばかりの頃、いきなり車でやる勇気がなくて、板金屋さんから練習用のパネルを譲ってもらい、通販で買った道具一式で凹みを直そうとしました。
当時は完璧に直ったと思って、自慢するつもりで写真を撮っていました。それが下の写真です。映り込みで形を見るラインボードを当てると、縞がうねっていて、盛り上がりだらけでした。今見ると、へたくそです。

道具を揃えても、最初はこうなります。これから凹みを直そうとしている方は、触る前にご相談いただくのが、いちばん早く、綺麗に、費用もかからずに済みます。市販の道具で何が起きるかは車のへこみ、自分で直せる?吸盤・熱湯・パテの限界に書いています。
よくあるご質問
Q. 自分で引っ張ってしまった凹みも直せますか?
直せることはあります。ただ、引っ張りすぎて金属が伸びている、上がったまま下がらなくなっている、といった状態だと、いったん元の凹みに近い形まで戻してから直すことになり、最初から直すより時間がかかります。仕上がりは8割くらいが目安で、100点は難しいと考えてください。どこまで直せるかは、実物を見て触ってみないと分かりません。
Q. 一度触った凹みは、料金が高くなりますか?
高くなります。本来の手順で施工された形ではないので、元に戻すのに時間がかかるためです。当店の料金表は、まだ誰も触っていない凹みを前提にしています。一度触った凹みは、写真と現車を見てから個別にお伝えします。
Q. ほかのデントリペア店で直しきれなかった凹みはどうですか?
お互いにプロなので、もともと難しい凹みだったのだろうと受け止めています。ご自身で触ったあとよりは、綺麗に戻る見込みがあると思います。まずは今の状態の写真をお送りください。
Q. 触ったことは伝えたほうがいいですか?
見れば大体分かりますので、隠す必要はありません。何を使って、どのくらい触ったかを教えていただけると、判断がしやすくなります。
最後に
一度触った凹みでも、あきらめる前に一度写真を見せてください。直せるもの、難しいものを正直にお伝えします。
三重県桑名市のデントリペア専門店 SURREAL(代表 相良 吉昭)が対応します。三重・愛知・岐阜を中心に出張しており、片道50km圏内は出張費無料です。対応エリアは出張対応エリアをご覧ください。
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DENT REPAIR
その凹み、写真1枚で「直せるか・いくらか」をお返事します
斜めから、建物や空の映り込みが入るように1枚撮ってお送りください。映り込んだ線の歪み方で凹みの形が分かります。塗装を残したまま直せそうかと、おおよその料金幅を最短当日にお返事します(〜1cmの凹みで11,000円・税込・出張費込から)。難しいときは、その理由と代わりにできることをお伝えします。営業のお電話はしません。
塗装をしない修理そのものについてはデントリペア(PDR)とはをご覧ください。

