【施工事例】雨続きで水が入った17.8mm以上のコンビネーションブレイク|ダイハツ ルーミーのフロントガラスを水抜きからウインドリペア
※ダイハツ ルーミーのフロントガラスにできた、実測17.8mm以上のコンビネーションブレイクをウインドリペア(樹脂の充填)で補修した事例です。雨の日が続いたあとのご依頼で、割れの内部に水が入っていましたので、まずは水を抜く作業から始めました。仕上がりにどこまで跡が残るかも、そのままお見せします。
施工地:三重県四日市市 / ご依頼場所へ出張して施工しました
ウインドリペアは、ガラスを交換せずに、飛び石などでできた打痕やヒビの内部へ専用の樹脂(レジン)を流し込んで固める修理方法です。損傷がそれ以上広がるのを抑え、見た目を目立たなくします。(参考:フロントガラスの飛び石・ウインドリペアについて)
損傷の状態:実測17.8mm以上のコンビネーションブレイク
今回の損傷は「コンビネーションブレイク」と呼ばれる、複数の割れ方がひとつの場所で組み合わさったタイプです。中心の打撃点から割れが枝分かれしていて、樹脂の通り道がいくつにも分かれている状態でした。


大きさは実測で17.8mm以上。当店がウインドリペアで対応している目安は、欠け(点状の傷)で500円玉大まで、線状に伸びたヒビで10円玉大(約2.3cm)までですので、その範囲の中では大きい部類に入ります。写真だけだと大きさは意外と分かりませんので、実際に測っておくと話が早くなります。

雨続きでしたので、まず水抜きから
ご依頼の前に雨の日が続いていて、割れの内部に水が入っている状態でした。ここで先に樹脂を入れてしまうと、水の上から蓋をすることになって仕上がりが落ちます。ですので、この日はまず水を抜く作業から始めました。そのぶん時間はかかりますが、順番を飛ばしていいところではありません。
「雨に濡れてしまったから、もう手遅れですよね」とご相談をいただくことがあります。水が入っても、抜いてから施工できます。あきらめて放置されるほうが、よほどもったいないです。当店では水抜きの作業に追加料金はいただいていません(料金の考え方はこちらの記事にまとめています)。
ただ、正直なところも先にお伝えしておきます。水と一緒に汚れが入り込んでいると、仕上がりは落ちますし、跡が目立つこともあります。時間もかかりますし、リスクも上がります。それでも「できない」ではありません。気づいた時点でご相談いただければ、そのぶん条件のいい状態で作業できます。
紫外線から守りながら作業します

ウインドリペアに使う樹脂は、紫外線が当たると固まります。裏を返せば、作業中に日光が当たっていると、樹脂が奥まで行き渡る前に固まりはじめてしまうということです。そこでUVカット素材のカバーで覆い、紫外線を遮った状態で作業します。固めるタイミングをこちらで決められるようにするための段取りです。
なお、施工できるのは晴れた日か、屋根の下(ご自宅のガレージ・カーポート、職場の車庫など)に限られます。雨が降っている屋外ではできません。雨の日にご連絡をいただいても、ご相談の受付や日程の調整はできますので、まずは写真をお送りください。また、傷の部分に撥水剤が染み込むと仕上がりが落ちますので、施工前のコーティングはお控えください。
真空引きで、割れの中の空気を抜く

割れの内部には空気が残っています。空気が入ったままだと、そこから先に樹脂が進んでくれません。そこで真空引きをして、割れの中の空気を抜きます。今回のように割れが枝分かれしているコンビネーションブレイクでは、この工程がそのまま仕上がりに効いてきます。
圧力を上げて無理に押し込む、という直し方はしていません。伸びやすい割れに強い圧をかければ、その場でヒビを走らせてしまいかねないからです。空気を抜いて、樹脂が入っていく速度に付き合う。地味ですが、これが一番確実です。
仕上がり|中央の白濁は、多少残ります

枝分かれしていた割れは樹脂で埋まり、ぱっと見ではどこが割れていたのか分かりにくい状態になりました。ただ、中央に白く濁って見える部分が残っています。これは「打撃点」=飛び石が当たった、その一点です。ここは多少残ってしまいます。
加えて、角度によっては、直した跡が線のように見えることがあります。樹脂を入れたところとガラスとで、光の曲がり方(屈折)がわずかに違うためで、これは仕組み上どうしても避けられません。
当店がこうした写真をあえて載せているのは、施工後にがっかりしていただきたくないからです。「消えると思っていた」と受け取られたまま納めるのが、いちばん良くないと思っています。ウインドリペアは割れの進行を止めて、目立たなくする修理であって、新品同様に消す魔法ではありません。そこをご理解いただいたうえでご依頼いただけると、お互いに気持ちよく終われます。
ヒビが走ってしまうと、リペアでは対応できません
今回のように割れが枝分かれしている状態は、走行中の段差や振動、気温差をきっかけに、ある日いきなりヒビが走ることがあります。そうなるとリペアでは対応できず、ガラス交換しか選べません。交換となれば普通車で7万〜15万円、自動ブレーキなどのカメラが付いた車ではエーミング(センサーの再調整)が必要になり、15万〜25万円を超えることもあります。
「小さいから様子を見よう」と置いている間に一気に広がるケースは、実際にあります。今付いているガラスを、割れが小さいうちに守ってあげる。それがいちばん現実的な選択だと思っています。
なお、傷の大きさ・位置・形によっては、樹脂が奥まできちんと入るかどうかは現物次第です。きれいに仕上がるとお約束はできません。目安を超えるサイズや、長く伸びてしまったヒビ(ロングクラック)は、当店では対応しておりません。
フロントガラスの飛び石・ヒビのご相談
当店SURREALは三重県桑名市を拠点に、ウインドリペア(フロントガラスの飛び石・打痕の補修)は三重・愛知・岐阜を中心に出張で対応しています。「このヒビ、直せる?」「雨で水が入ったけどもう無理?」とお悩みのときは、お気軽にご相談ください。現車を確認のうえ、直せるかどうか・仕上がりの目安を正直にお伝えします。
写真をお送りいただくときは、硬貨(1円玉20mm・10円玉23.5mm・500円玉26.5mm)を傷の横に置いて撮影していただけると、こちらで大きさを判断できます。最終的な料金は現車確認のうえで確定します。
📷 LINEで写真を送るのがいちばん早いです
フロントガラスの傷は、大きさ・位置・深さで対応が変わります。LINEで写真をお送りいただければ、対応できるかどうかと、おおよその料金幅をお返事します(正式なお見積りは現車確認のうえ)。当店では難しいと判断した場合も、その旨を率直にお伝えします。
業者様からのご依頼も承ります
自動車販売店様・整備工場様・板金塗装店様からのご依頼も承っています。納車前の飛び石補修、在庫車のガラス傷など、まとまった台数のご相談もお気軽にどうぞ。

