【施工事例】放置して少し広がった飛び石の割れ|樹脂が入らず3回やり直したウインドリペア(ホンダ N-ONE)

※ホンダ N-ONEのフロントガラスの飛び石の割れを、ウインドリペアで補修しました。お客様のお話では、飛び石が当たったあと、しばらくそのままにしていたら少し広がってきたとのこと。「このままだと車検に通らない」と言われて、ご相談いただきました。パッと見は、ドリルで掘らなくても樹脂が入りそうな割れでしたが、実際には1回目・2回目と樹脂が入らず、3回目でようやく入りました。1つの傷で3回やり直したのは、当店でも初めてです。

施工動画(59秒)

1回目・2回目・3回目の注入と、固めるところまで。待ち時間は早送りしています。途中で白い糸くずのように見えるのは、拡大鏡に付いた繊維です。音声:VOICEVOX:ずんだもん

施工前|放置して少し広がった飛び石の割れ

ホンダ N-ONEのフロントガラスに入った2つの飛び石の打撃点を拡大鏡で見た施工前の状態
施工前。拡大鏡で見たところです。打撃点(傷の穴)は2つありました。後ろに写っているのは、指とスマホです。
作業前に拡大鏡でフロントガラスの割れを確認しているところ
施工前。拡大鏡を当てて、割れの形を確かめます。

飛び石のヒビは、走行中の振動や寒暖差で伸びることがあります。今回のお車も、当たってからしばらくそのままにしているうちに、少し広がってきたそうです。広がるほど、リペアで直せる大きさ(線状のヒビは10円玉大が目安)に近づいていきます。見つけたら、早めにご相談ください。

車検で「ガラスを直さないと通らない」と言われたときの流れは、フロントガラスのヒビ・飛び石は車検に通る?にまとめています。リペアのあとの合否は検査員の判断になります。

写真のとおり、打撃点は2つありました。3回やり直したのはそのうちの1つです。もう1つの打撃点も、よく見ると割れが入っていそうだったので、ついでに直しておきました。

見た目は「掘らなくても入りそう」だった

ウインドリペアでは、傷の穴(打撃点)から樹脂を入れ、ヒビの中まで行き渡らせます。割れによっては、ドリルで掘らずにそのまま入れられることもあります。今回の割れも、拡大鏡で見たかぎりでは、掘らなくても入りそうに見えました。そこで1回目は、掘らずに入れてみることにしました。

作業の流れ

準備|ブリッジとインジェクターを付ける

フロントガラスの飛び石の割れの上に吸盤でブリッジを取り付けたところ
吸盤で固定するブリッジを、傷の真上に合わせて取り付けます。

ブリッジは、樹脂を入れる器具(インジェクター)を傷の真上で支える台です。ブリッジを付けたらインジェクターを差し込み、樹脂を入れる準備をします。

ウインドリペアの注入中に黄色いUVカットのシートで覆ったインジェクター
黄色く見えるのは、紫外線をさえぎるシートです。

ウインドリペアの樹脂は、紫外線で固まります。注入の途中で日光に当たると、奥まで入る前に固まってしまうため、UVカットのシートで覆って作業しています。

1回目|掘らずに樹脂を入れた → 片側にまったく入らない

1回目は、ドリルで掘らずに樹脂を入れました。ところが、割れの片側にだけ、樹脂がまったく入っていきませんでした。

2回目|少しだけドリルで掘った → それでも入らない

2回目は、少しだけドリルで掘って樹脂の入口を作り、もう一度入れました。ドリルで掘ると跡が残るので、このときは少しだけです。それでも、入らなかった側には届きませんでした。

3回目|しっかり掘って、手を尽くした → ようやく入った

ウインドリペアの3回目の注入でインジェクターから樹脂を入れているところ
3回目の注入のようすです。

3回目は、しっかり掘ったうえで、思いつくかぎりの手を尽くしました(細かいやり方は企業秘密です)。そこでようやく、1回目・2回目で入らなかった側にも樹脂が入りました。

固める|ProCur Xの光を当てる

ウインドリペアの樹脂をUVライトProCur Xの光で固めているところ
UVライトのProCur Xで、入れた樹脂を固めます。

樹脂が行き渡ったら、UVライトの光で固め、表面を整えて仕上げます。ProCur Xは、当店が使っているUVライトです(ProCur Xとほかの道具の紹介)。

施工後|掘った跡は少し残る

ウインドリペア後のN-ONEのフロントガラスで補修した位置を細い棒で指している施工後の状態
施工後。棒の先が、補修した位置です。空気が入ったように見える部分は、細いドリルで掘った穴の跡です。
ウインドリペア後のN-ONEのフロントガラスを別の角度から見た施工後の状態
施工後。角度を変えて見たところです。

今回はしっかり掘ったぶん、掘った跡は少し残っています。ウインドリペアは、ヒビが広がるのを抑え、目立たなくする修理です。跡をまったく残さないことよりも、ヒビがこれ以上伸びないようにすることを目的にしています。

見た目だけでは、すんなり入るか分からない

今回のように、パッと見は入りそうな割れでも、実際に入れてみると届かないことがあります。反対に、掘らずにすんなり入る割れもあります。どちらになるかは、作業を始めてみないと分からないことがあります。

そのため当店では、写真で「リペアの対象になりそうか」はお伝えしますが、樹脂がどこまで入るかを作業の前に約束することはしていません。今回も、掘らずに入れる→少しだけ掘る→しっかり掘る、の順に進めました。掘ったときに跡が残ることも、作業の前にお伝えしています。

打撃点とヒビがつながっていない割れについては、隣り合った2つの飛び石のヒビの事例(マツダ2)で、ドリルで入口を作った例を紹介しています。リペアで直しにくい傷・場所はウインドリペアでできない傷・難しくなる傷にまとめています。

フロントガラスの飛び石・ヒビのご相談

当店SURREALは三重県桑名市を拠点に、ウインドリペア(フロントガラスの飛び石・打痕の補修)は三重・愛知・岐阜を中心に出張で対応しています。今回のお車のように、飛び石のヒビはそのままにしておくと広がることがあります。見つけてすぐは、養生テープで覆ってほこりや水が入らないようにするところまでで十分です(飛び石・ヒビを見つけたときの応急処置ガイド)。

写真をお送りいただくときは、硬貨(1円玉20mm・10円玉23.5mm・500円玉26.5mm)を傷の横に置いて撮影していただけると、こちらで大きさを判断できます。傷の位置が分かる引きの写真も1枚添えてください。料金はフロントガラス飛び石・ヒビ修理の費用・車検・保険のページにまとめています。最終的な料金は現車確認のうえで確定します。

📷 LINEで写真を送るのがいちばん早いです

フロントガラスの傷は、大きさ・位置・深さで対応が変わります。LINEで写真をお送りいただければ、対応できるかどうかと、おおよその料金幅をお返事します(正式なお見積りは現車確認のうえ)。当店では難しいと判断した場合も、その旨を率直にお伝えします。

💬 LINEで写真を送る📞 080-6058-4020

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