【施工事例】スズキ エブリイのフロントガラス飛び石2箇所をウインドリペアで補修|伸びかけのヒビとコンビネーションブレイク
※スズキ エブリイのフロントガラスにできた飛び石の損傷2箇所を、ウインドリペア(樹脂の充填)で補修した事例です。1箇所は今にも伸びそうなヒビ、もう1箇所は樹脂が入りにくい手強いタイプの割れでした。仕上がりは、補修の痕がどの程度残るかまで正直にお見せします。
ウインドリペアは、ガラスを交換せずに、飛び石などでできた打痕やヒビの内部へ専用の樹脂(レジン)を流し込んで固める修理方法です。損傷がそれ以上広がるのを抑え、見た目を目立たなくします。(参考:フロントガラスの飛び石・ウインドリペアについて)
1箇所目(運転席側):今にも伸びそうなヒビ
運転席側の損傷は、打痕からヒビの線が走っている、いつ伸びてもおかしくないタイプのひび割れでした。この形のヒビは、走行中の振動や気温差をきっかけに一気に走ってしまうことがあり、そうなるとリペアでは対応できず交換しか選べなくなります。伸びる前のタイミングで修理できて、本当によかったケースです。

専用のインジェクターを損傷部に据え付け、樹脂(レジン)をヒビの奥まで充填していきます。作業中は、日光(紫外線)で樹脂が途中で固まってしまわないようフィルムで覆い、硬化のタイミングをコントロールします。


樹脂はヒビの奥までしっかり入りましたが、補修した部分はガラスと樹脂の屈折率がわずかに違うため、どうしても多少の痕は残ります。ウインドリペアは「割れ・ヒビの進行を止めて、見た目を目立たなくする」修理であって、新品同様に完全に消すものではありません。ここは毎回、隠さずお伝えしています。
2箇所目(助手席側):手強いコンビネーションブレイク
助手席側は「コンビネーションブレイク」と呼ばれる、複数の割れ方が組み合わさったタイプの損傷でした。このタイプは内部の割れの形が複雑で、樹脂がなかなか奥まで入り込んでくれません。今回も一筋縄ではいかず、真空引きと加圧を何度も繰り返しながら、時間をかけて隅々まで樹脂を行き渡らせました。久々に手強いヒビでした。(コンビネーションブレイクの補修はこちらの事例でも紹介しています)
なお、助手席側は作業に集中するあまり施工前の写真を撮りそびれてしまいました…。仕上がりのみのご紹介です。

割れる前に直しましょう、という話
エブリイのような軽バン・軽ワゴンは、フロントガラスの面積が意外と大きく、ヒビが走り出したときの「伸びしろ」もそのぶん大きくなります。交換となれば費用の負担も決して小さくありません(費用の考え方はこちらの記事にまとめています)。
余談ですが、ガラス屋さんの仕事にはいつも頭が下がります。あの大きさの曲面ガラスを作って、割らずに運んで、あの価格で世に出す──自分がやれと言われたら、正直遠慮したい仕事です(笑)。だからこそ、今付いているガラスをヒビの小さいうちに守ってあげるのが、いちばん賢い選択だと思っています。
ヒビの長さ・位置・形によっては、リペアでは対応しきれず、ガラス交換が必要な旨をお伝えすることもあります。損傷が小さいうちほど、きれいに・確実に補修できます。「小さいから様子を見よう」と置いている間に一気に広がるケースは実際にありますので、気づいたら早めのご相談が近道です。
フロントガラスの飛び石・ヒビのご相談
当店SURREALは三重県桑名市を拠点に、ウインドリペア(フロントガラスの飛び石・打痕の補修)とデントリペア(塗装しない凹み修理)を全国出張で対応しています。「このヒビ、直せる?」「交換しかない?」とお悩みのときは、お気軽にご相談ください。現車を確認のうえ、直せるかどうか・仕上がりの目安を正直にお伝えします。

