フロントガラスのリペアできない傷・場所|ほかで断られた傷の考え方と、直したあとの跡
フロントガラスに飛び石の傷ができて、お店やディーラーで見てもらったら「これはリペアできません。ガラス交換です」と言われた。あるいは、自分の傷がリペアで直るのか、交換しかないのか分からない。この記事は、そんな方に向けて書いています。
当店は、フロントガラスの飛び石・ヒビを出張で直すウインドリペアの店です。先に正直にお伝えします。リペアは傷を消す修理ではありません。直したあとも、跡は多少残ります。ガラスの端や黒い縁のそばの傷は、なおさらです。そのうえで、当店は、ほとんどの傷をお受けしています。
この記事では、リペアが難しくなる傷を「場所・大きさ・形・中身」の4つで見分ける方法と、当店がお受けしない傷、ほかで「リペアできない」と言われたときの考え方を順に書きます。
まず、大きさの目安だけ先にお伝えします。
当店がお受けする目安は欠け(点状)が500円玉大まで、線状に伸びたヒビが10円玉大(直径約2.3cm)まで。硬貨を傷の横に置いて比べてみてください。判断に迷う大きさ・位置のときは、写真をお送りいただければ対応できるかを先にお伝えします。
直せる傷・直せない傷の境界を見る →「リペアできない」と言われた傷も、まずは傷に寄った写真と、硬貨(1円玉20mm・10円玉23.5mm・500円玉26.5mm)を横に置いた写真、ガラスのどのあたりかが分かる少し引いた写真をお送りください。リペアでお受けできる傷かどうかを、おおよその料金幅と一緒にお返事します。正式なお見積りは現車確認後です。
三重県桑名市から出張します(愛知・岐阜も。桑名から片道50km圏内は出張費無料)。土日・祝日も出張します(不定休あり)。
この記事の結論(先に要点だけ)
- リペアは傷を消す修理ではありません。直したあとも跡は多少残ります。端や黒い縁のそばは、なおさらです。
- 「リペアできない」と言われやすいのは、黒い部分やガラスの角に近い傷と、少し大きい傷です。当店は、ほとんどの傷をお受けしています。
- お受けしないのは、ロングクラック(長く伸びたヒビ)と、瞬間接着剤が入った傷です。伸びそうなスターブレイク・ストレートブレイクは、施工中に伸びるリスクをご了承いただける方だけお受けしています。
先に結論|できない傷は少ない。ただし、跡は残ります
ウインドリペアは、飛び石の傷に専用の樹脂を入れて固め、ヒビが広がるのを止めて目立たなくする修理です。新品のガラスのように、傷が消えるわけではありません。光の当たり方によっては、うっすら跡が見えます。
そのうえで言うと、当店がお受けできない傷は多くありません。難しいのは、傷の場所・大きさ・形・中身の条件が重なったときです。次の章で、4つを順に見ていきます。
リペアが難しくなる傷を4つで見分ける
① 場所|黒い縁や、ガラスの角・端に近い
ほかで「リペアできない」と言われた傷で多いのは、ガラスのふちの黒い部分に近い傷と、ガラスの角に近い傷です。
ガラスの端や黒い縁のそばは、作業中や作業のあとに、ヒビが伸びるおそれが中央より高い場所です。交換をすすめられることが多いのは、筋の通った判断だと思います。
当店は、こうした場所の傷もお受けしています。ただし、あまり攻めすぎないように施工します。完璧に仕上げたい気持ちはありますが、端っこで割り入れ(割れの奥まで樹脂を通すための作業)をしすぎると、ヒビが伸びる可能性があるからです。そのため、中央の傷より跡が残りやすくなります。
実際に、黒い縁のすぐそばの傷では、攻めきれずに跡が残った仕上がりもあります(黒縁のそばの飛び石(ダイハツの軽自動車))。反対に、縁ぎわでも奥まで樹脂が入った例もあります(縁ぎわの飛び石(トヨタ タウンエース))。端や黒縁がなぜ難しいのかは、ガラスのキワ・黒縁ゾーンの修理事例で詳しく書いています。
② 大きさ|欠けは500円玉大、線状のヒビは10円玉大まで
当店がお受けする目安は、欠け(点状の傷)が500円玉大まで、線状に伸びたヒビが10円玉大(直径約2.3cm)までです。少し大きいと、ほかで断られることもあります。
この目安を超えても、作業そのものはできます。ただ、樹脂が奥まできちんと入るかは現物次第で、きれいに仕上がるとはお約束できません。500円玉を超えた線状の割れを、現車を見たうえでお受けした例もありますが、同じような割れでもお受けできないことがあります(500円玉超えの線状の割れ(ホンダ N-BOX))。
「◯cm以内はリペア不可」といった目安の数字は、お店によって違います。この記事の数字は、当店の目安です。
③ 形|伸びそうなスターブレイク・ストレートブレイク
衝撃点から何本もヒビが伸びたスターブレイクや、一本の線がまっすぐ伸びたストレートブレイクで、これから伸びそうな傷は、施工中にヒビが伸びることがあります。
こうした傷は、施工中に伸びるリスクをご了承いただける方だけお受けしています。作業の前に、リスクがどのくらいかをご説明します。
表から見ると一つの傷でも、中で割れがつながっていないことがあり、これも樹脂が入りにくい傷です(見分けにくい「割れがつながっていない」傷)。欠けとヒビが組み合わさったコンビネーションブレイクも、樹脂の通り道がいくつにも分かれます(水が入ったコンビネーションブレイク(ダイハツ ルーミー))。
④ 中身|水・汚れ・前に入った樹脂
傷の中に何が入っているかでも、仕上がりが変わります。
- 雨で水が入った傷=水を抜いてから施工できます。水抜きの追加料金はいただいていません。ただ、水と一緒にゴミが入っていると、跡が目立つことがあり、時間もかかります(水が入ってしまった方へ)。
- 正体の分からない物が詰まっていた傷=取り除いてから樹脂を入れますが、取りきれずに跡が残ることがあります(割れの中に黄色い粘着物が詰まっていた例)。
- 以前にリペアされた傷・市販キットで樹脂を入れた傷=古い樹脂を取り除いてから入れ直します。何もしていない傷より難しく、跡も残りやすくなります(以前リペアされた割れのやり直し/市販キットで直らなかったとき)。
- 瞬間接着剤を流し込んだ傷=専用の樹脂が入らなくなるため、リペアはできません。ガラス交換になります。
当店がお受けしない傷
ほとんどの傷はお受けしています。お受けしないのは、次の場合です。
- ロングクラック(長く伸びたヒビ)=当店は対応していません。
- 瞬間接着剤が入った傷=リペアはできず、ガラス交換になります。
- 伸びそうなスターブレイク・ストレートブレイクで、施工中に伸びるリスクをご了承いただけない場合
なお、ウインドリペアは、すでに傷ついているガラスに対して行う修理です。施工中に亀裂が伸び、ガラス交換が必要となった場合、ガラス交換費用の当店負担は致しかねます。特にガラスの縁ぎわ、黒縁にかかる傷、亀裂が多い傷など、通常よりリスクが高い場合は作業前にご説明します。
ほかで「リペアできない」と言われたら
リペアの道具ややり方、リスクをどこまで取るかは、お店によって違います。ほかで断られた傷が、リペアで直せないとは限りません。交換をすすめられた傷でも、リペアの範囲に入ることがあります。
一方で、当店にもお受けしない傷があり、端や黒縁のそばは跡が残りやすくなります。「ほかで断られても、ここなら必ず直る」とは言えません。まずは写真で、当店でお受けできる傷かどうかを見させてください。
ご相談のときは、次のことを一緒にお知らせいただくと、お返事が早くなります。
- 写真3枚=傷に寄った写真/硬貨を横に置いた写真/ガラスのどのあたりかが分かる少し引いた写真
- 傷の中に何か入ったか=雨にぬれた・撥水剤をかけた・テープを貼った・市販キットや接着剤を使った、など
- いつ頃できた傷か、その後に伸びてきたか
同じような傷の施工事例
- ガラスのキワ・黒縁ゾーンの修理事例(エブリイ・N VAN)
- 縁ぎわの飛び石リペア(トヨタ タウンエース)
- 黒縁のそば・割れの中に黄色い粘着物(ダイハツの軽自動車)
- 雨で水が入った17.8mm以上のコンビネーションブレイク(ダイハツ ルーミー)
- 以前リペアされた割れのやり直し(トヨタ タウンエース)
- 500円玉超えの線状の割れ(ホンダ N-BOX)
施工する場所は、ご自宅や職場の駐車場などお客様が自由に使える場所で、ガレージ・カーポート・車庫などの屋根の下か、晴れた日に限ります。お客様がお借りの月極駐車場にも伺えます。ショッピングモールなどの商業施設やコインパーキングの駐車場は、施設の許可なく作業できないためお受けしていません。
よくある質問
ほかのお店で「リペアできない」と言われました。もう交換しかありませんか?
そうとは限りません。リペアの道具ややり方、リスクの取り方はお店によって違い、交換をすすめられた傷でも、リペアの範囲に入ることがあります。ただ、当店にもお受けしない傷があります。まずは写真をお送りください。
ガラスの端や黒い縁のそばの傷でも直せますか?
お受けしています。ただ、端っこは割り入れをしすぎるとヒビが伸びる可能性があるため、あまり攻めすぎないように施工します。そのぶん、中央の傷より跡が残りやすくなります。
どのくらいの大きさまで直せますか?
目安は、欠け(点状の傷)が500円玉大まで、線状に伸びたヒビが10円玉大(直径約2.3cm)までです。超えても作業はできますが、樹脂が奥まできちんと入るかは現物次第で、きれいに仕上がるとはお約束できません。ロングクラックは対応していません。
リペアすれば傷は消えますか?
消えません。リペアは、ヒビが広がるのを止めて目立たなくする修理です。直したあとも、光の当たり方によっては跡が見えます。端や黒い縁のそば、水や汚れが入った傷、以前にリペアされた傷は、跡が残りやすくなります。
施工中にヒビが伸びてしまったら、どうなりますか?
施工中に亀裂が伸び、ガラス交換が必要となった場合、ガラス交換費用の当店負担は致しかねます。縁ぎわや黒縁にかかる傷など、リスクが高い場合は作業前にご説明し、施工するかどうかをお客様に決めていただいています。
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その傷、写真2枚で「直せそうか・いくらか」をお返事します
傷の写真と、傷の横に硬貨を置いて撮った写真の2枚を送ってください。硬貨が一緒に写っていると大きさが分かるので、直せそうな傷かと、15,000円か20,000円か(輸入車は+5,000円、2箇所以上はお見積り)を最短当日にお返事します。ヒビが伸びてからでは直せる範囲を超えることがあるので、迷ったら早めにご相談ください。営業のお電話はしません。

