雹害が出やすいパネルとアルミパネルの修理難易度|車種別の特徴も解説

雹害は車種によって損傷の出やすさ・修理難易度が異なる、と思われがちですが、実際には車種による違いよりも「パネルの素材」による違いのほうが大きいのが現場の実感です。

本コラムでは、雹害が出やすいパネル、そして修理難易度を大きく左右するアルミパネルについて、現場目線で解説します。

雹害が出やすいパネルとは

雹は真上から落ちてくるため、地面と平行に近いパネルほど直撃を受けやすくなります。具体的には以下の3カ所です。

  • ボンネット:エンジンルームの上部
  • ルーフ(屋根):車両の最上部
  • トランク・リアハッチ:後部の水平面

逆に、ドアやフェンダーなど垂直に近い面は雹害を受けにくい部位です。ただし強風を伴う雹の場合は、横から飛んでくる雹で側面パネルも損傷を受けることがあります。

車種による違いは意外と小さい

セダン・ミニバン・SUV・軽自動車—車種タイプは多様ですが、雹害の出方や修理難易度に大きな差はありません。どの車種も水平面(ボンネット・ルーフ・トランク)に集中して損傷が出るという点は共通しています。

強いて言えばミニバン・トールワゴンはルーフ面積が大きいため凹みの数が多くなりがちですが、これは「修理難易度が高い」のではなく「量が多い=時間がかかる」というだけの話です。

本当に難しいのは「アルミパネル」

アルミパネルは桁違いに大変

雹害修理で最も難易度が高いのがアルミパネルです。高級車や一部のスポーツカー、SUVのボンネットやルーフなどにアルミパネルが使われていることがあります。

アルミはスチールと違って硬く、反発力が少ないため、デントリペアの工具で押し出す際にスチールの何倍もの技術と時間を要します。同じ凹み数でも、スチール製のパネルと比べて施工時間は大きく変わります。

とにかくアルミは大変です!

アルミパネルはどんな車に使われているか

一般的にアルミパネルが使われる傾向があるのは以下のような車両です(車種・グレード・年式により異なります)。

  • 輸入高級車(ドイツ車・英国車の一部グレード)
  • スポーツカー(軽量化のためボンネットのみアルミのケース)
  • 一部の国産高級車・SUV(ボンネット・ルーフ)
  • ハイブリッド・EV車の一部(軽量化のため)

パネルがアルミかどうかは、叩いた音や重さで判断できる場合もありますが、確実には車種スペックで確認するのが正確です。

外車も対応可能です

当店では国産車はもちろん、外車も対応しております。輸入車特有のアルミパネルや、複雑な造形のボディも、経験に基づいて施工いたします。

修理難易度を左右する要素(まとめ)

1. パネルの素材(最も重要)

アルミパネルかスチールパネルかで、難易度と所要時間が大きく変わります。

2. 凹みの深さと大きさ

小さくて数が多い凹みは意外と早く進みます。数が少なくても深い凹みは段階的に押し出す必要があり時間がかかります。

3. パネル裏側へのアクセス性

デントリペアは裏側から押し出す技術なので、内張りや補強材の有無でアクセス性が変わります。

「うちの車はアルミパネルかもしれない」「外車だけど対応してもらえるか」など、お気軽にご相談ください。写真送付で修理可否と概算をお返しします。業者様の仕入れ前判定にもお使いいただけます。

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